海・陸の危険生物

陸上(ハブ等)

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    ハブ(沖縄本島産)Trimeresurus flavovirdis(okinawa island)
    生息場所:奄美諸島から沖縄諸島までの森林から民家付近まで、幅広く生息する。気温23℃~28℃で活動が活発となり、湿ったところを好む
    応急処置:まず、噛んだ蛇の特徴をしっかり見ておいて下さい。
    ハブのような毒性の強い蛇に噛まれたら、まず傷口から毒を吸出し、それから安静にして速やかに医療機関に受診して下さい。
    注意事項:噛まれたら、絶対に走ったりしないで下さい。(運動で毒の回りが早まります)
    また、傷口から毒を吸い出したら、しっかり唾液と一緒に吐き出して、虫歯や口腔内に傷がある人吸出しをは控えてください。

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    アカマタ
    沖縄ではよく見られ、ハブと間違えられます。
    無毒ですが気性が荒く攻撃的で、大きいものは2mを超えます。
    噛まれても毒はありませんが、念のため医療機関を受診した方がよいでしょう。

その他のハブ(沖縄本島に生息)

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    サキシマハブ
    八重山諸島から沖縄本島まで、広く分布しています。
    特徴としては、ハブよりもすこし「ずんぐり」しており、体調は1m以下と少し小さめです。噛まれたときの対処方は、ハブに準じます。

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    ヒメハブ
    八重山諸島から沖縄諸島に分布し、特徴として、ハブよりもマムシに似ています。
    体調は50cm前後と比較的小さく、水辺によく現れます。

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    タイワンハブ
    台湾や中国南部、インドなどに生息していますが、近年、沖縄本島でも捕獲例があるとのことです。
    噛まれてもハブ抗毒素で十分対処できるので、ハブの対処方に準じて下さい。
    ※沖縄では冬季を除いて、ハブは行動しますので、農作業やハイキングなど、十分注意しましょう!!

写真参考:ハブの館
http://www.geocities.jp/habuyakata/index.html

水中(オニヒトデ等)

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    ハブクラゲ
    生息場所:水深50cmぐらいまでの沖縄近海。
    応急処置:5%程度に薄めた酢をかけ、ゆっくり触手をはがす。その後患部を冷やし病院へ行ってください。
    注意事項:患部をこすったりして無理に触手をはがしたりしないでください。

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    ガンガゼ
    応急処置:目に見える大きなトゲは抜いて、患部を 40℃~50℃ のお湯で温めます。その後、病院の診察をうけてください。
    注意事項:折れたトゲが中に残っている場合があります。湯温注意!

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    ウンバチイソギンチャク
    応急処置:こすらず海水で洗い流し、その後冷水で患部を冷やしながら病院の診察をうけてください。
    注意事項:酢をかけると傷の程度が拡大するので酢はかけないでください。

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    オコゼ
    応急処置:目に見える大きなトゲは抜き、40℃~50℃ のお湯で患部を1時間以上温めてください。
    注意事項:浅瀬にも生息し、砂中に潜っていることもあるので、踏みつけないように注意。トゲは、履物等も簡単に貫通します。湯温に注意。

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    ミノカサゴ
    応急処置:目に見える大きなトゲは抜き、40℃~45℃ のお湯で患部を温めて下さい。
    注意事項:湯温に注意。体内にトゲが残っている可能性あり。

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    オニヒトデ
    応急処置:目に見える大きなトゲは抜き、40℃~45℃ のお湯で患部を温めてください。
    注意事項:湯温に注意。体内にトゲが残っている可能性あり。

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    クロガシラウミヘビ
    応急処置:ウミヘビは、ハブの約10倍もの毒をもっており、大変危険です。
    噛まれた場合は動けるうちに陸へあがり、毒を吸い出しながら安静にし、早急に病院へ行きましょう!
    もしも心肺停止になった場合は、心肺蘇生を行ってください。

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    ニセゴイシウツボ
    応急処置:ウツボは岩の陰やサンゴの陰に隠れていて、不用意に手を突っ込んで噛まれることがあります。
    毒は無いのですが、その強い顎で大きなダメージを負います。処置としては、まず傷口をきれいに洗いガーゼをあて傷口を圧迫し止血します。
    その後、感染予防のためにも病院へ受診してください。

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    ゴンズイ
    応急処置:背ビレと胸ビレに毒針があり、刺されると患部に激痛が走り、皮膚炎や腫瘍を形成することもあります。
    刺された場合は、傷口をきれいな真水で洗い流し、湯温に注意し患部を40~50℃のお湯で1時間以上温めて病院を受診してください。

写真提供:沖縄美ら海水族館
https://churaumi.okinawa/