防火対象物適合表示制度（表示マーク制度）

1.制度の概要

平成24年5月に発生した広島県福山市のホテル火災を受けて、ホテル・旅館等における防火安全対策の一環として、平成26年度から「防火対象物に係る表示制度（以下「表示マーク制度」）」の運用を開始しました。
ホテル・旅館等の関係者からの申請に基づき、消防機関が審査した結果、消防法令のほか、重要な建築構造等に関する基準に適合していると認められた建物に対して、消防機関から「表示マーク」を交付する制度です。

2.目的

ホテル・旅館等は、不特定多数の方が利用することから、消防法令により、火災時の訓練・計画、消火設備や警報設備、階段や避難口の管理等、さまざまな防火安全対策を講じることとされています。「表示マーク制度」は、防火安全に関する基準に適合した宿泊施設であることをお知らせし、安全・安心な宿泊施設を利用していただくことを目的としています。　ひいては、関係者自らの防火・防災安全に対する意識を高め、ホテル・旅館等における惨事を防ぐことにも繋がります。

3.「表示マーク制度」対象施設

建物の規模等により、「表示マーク制度」に該当しない施設があります。
「表示マーク制度」に該当する施設の判定基準は、下記の要件すべてに該当する施設です。

4.申請方法

すべてのホテル・旅館等の施設で申請可能です。申請方法は、建物の規模等により、下表の2種類があります。
（※前項の3.「表示マーク制度」対象施設を参照）

申請書を作成し、申請に必要な書類を添付して、ニライ消防本部予防課へ申請します。
（※次項の5.添付書類を参照）

5.添付書類

申請に必要な添付書類は、消防法令に基づく防火対象物（防災管理）定期点検報告書や消防用設備等点検結果報告書、製造所等定期点検記録票などのほかに、建築基準法に基づく定期調査報告書、その他消防本部が必要と認める書類です。
添付書類の詳細については、次の一覧表をご確認ください。↓

6.審査・判定

消防機関は、ホテル・旅館等の関係者からの申請書と添付書類に基づき、建物が表示基準に適合していることを審査します。
審査は添付書類を活用し、必要に応じて現地確認を実施します。
審査の結果についてはホテル・旅館等の関係者に対して通知し、その通知書は申請方法により異なります。

7.「表示マーク」の交付

1）審査の結果、建物が表示基準に適合していると判定された場合は、ホテル・旅館等の関係者に対して、表示基準に適合している旨を通知するとともに、下記の「表示マーク」を交付します。（※通知については、前項の6.審査・判定を参照）
2）「表示マーク」受領時に、「表示マーク受領書」の提出が必要です。
受領書ダウンロード（Word・PDF）
3）「表示マーク」の有効期間は、交付日から1年間です。
4）「表示マーク」は2種類あり、通常は「表示マーク（銀）」ですが、3年間継続して表示基準に適合している場合は「表示マーク（金）」を交付します。

8.「表示マーク」の掲出

「表示マーク」の交付を受けた場合、フロント等に掲出することができるとともに、ホームページ等において電子データの「表示マーク」を使用することができます。

9.「表示マーク」交付事業所

「表示マーク」交付事業所一覧表（50音順）

下記の表は、左右にスライドさせて御覧ください。

事業所名	所在地	リンク
沖縄残波岬ロイヤルホテル	読谷村字宇座1575
ザ・ビーチタワーホテル沖縄	北谷町字美浜8-6
ホテル日航アリビラ	読谷村字儀間600番地